横山設計事務所は、山形・東京を拠点に住宅・店舗・病院・集合住宅等の建築設計をしています。人生を変えるきっかけ 建築家とつくるスタイルのある暮らし

横山設計事務所の 住まいづくりの基本理念

横山設計事務所の 住まいづくりの基本理念

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横山設計事務所の『住まいづくりの基本理念』

横山設計事務所が住宅の設計で大切にしていることは、「住まいとは人生の基盤である」 ということをふまえて、
「その施主にとっての最良の家を建てよう」という思いです。それは住宅の持つ機能や利便性を満たしてなお、
日々の暮らしのなかで幸福を感じられる空間にしたい、ということでもあります。

そのためには施主のライフスタイルや好みを理解し、話し共感し合いながら、一緒にその先にあるべき姿を思い描きます。
そしてプロとしての経験や知識をフルにいかし、施主の予想を超える提案をしたいと考えています。

建築家に求められる役割とは?

建築に求められることは多義にわたります。
堅牢、性能、機能、美、快適、空間、コミュニケーションの7つがあげられます。
それらを満たすことで、「居心地の良い生活」が生まれます。
それをつくるのが、建築家の役割だと思うのです。
快適な家
家作りに大切な7つのこと
堅牢
耐久性や災害に強い家が求められます。
基礎や骨組みを強固にすることで、それは可能になります。
性能
夏涼しく、冬暖かい住環境が求められます。
高気密、高断熱にすることで、それは可能になります。
これらには数値目標というのがあって、適正な工法で施工することで、達成することができます。
しかし、
しかし、それらを満たしたからといって、居心地の良い空間になるかというと、そうではありません。
なぜなら居心地の良さは、人それぞれで違うからです。

建築家の役割は、次の項目のようなことを、施主とよく話し合い、共感し合いながら形にしていくことなのです。
機能
家族構成や生活スタイルにより、人の動き方「生活動線」は違ってきます。
小さなお子さんがいる場合は、いつも目が届くことが必要です。

そんな時は、親子のつながりを考えてキッチンに管制塔の役割をもたせるような配置にします。例えばスタディコーナーを付属させたり、大きめの食卓で勉強もできるようにしたり。
また、忙しい中での作業を効率的に行えるように、キッチンと洗濯と物干しを連続させたり、食品庫と内玄関を連続させたりすることにより、ストレスのない家事動線をつくります。

このように、ご家族の構成や年齢をふまえ、そして、将来のことも考慮しながら機能性の良さを追及していくのです。
美
デザイン、これも人によってさまざまです。
クールシンプル、自然素材のエコハウス、シックな和の住まいなど。
それぞれの好みをお聞きし、日々の些細な生活のひとこまでも、その人らしくより深く、楽しく味わってもらえるようなデザインを考えます。

私の設計する家は、それぞれに違うデザインですが、共通しているのは、
「和」にしても「洋」にしても、「人に優しい」という印象をもってもらえることです。
それは、職人さんや監督さんやその他の、家作りに関わる人達の手の温もりを大切にしているからだと思っています。

そして、長く使い込んでも飽きのこない「品の良さ」。デザインは違っても、時が経ってなお味わいを増す、質の高さと普遍性を追求していきたいと考えています。
快適
ここでいう快適とは、こぼれる光や通り抜ける風といった自然の恩恵のことです。
これは敷地の状況によって違います。
都心部と郊外では光や風の取り入れ方が違います。
プランをつくる時は敷地の環境を調べ、将来の予測もたてて快適さを追求します。
これらに、
これら必要な5つの要素に、「空間」を加えます。

その空間づくりこそ、建築家の果たすべき大きな仕事のひとつなのです。
空間には目に見えない力があって、人間の心理に少なからず影響を及ぼすのです。
空間
空間とは、室内の大きさや形のことです。これも人によって受ける感覚が違います。
吹抜けの大きな空間に開放感や豊かさを感じる人もいれば、逆に落ち着かないと感じる人もいます。
それぞれの感覚の違いを理解したうえで、よりベストな空間を追求します。

空間は、堅牢、性能、機能、美、快適、のすべての要素を内包しています。
私は小窓をたくさん造ったりしますが、その小窓から風が入ったり、光が射し込んだりします。
時とともに影が移ろっていったり、夕暮れの紅色の光が室内を紅に染めたりします。
そうしたことは生活に潤いを与えます。
ここまでは、
ここまでは建築での役割を示してきましたが、ご家族にとっての家づくりを考えたとき、その目的はただひとつ「家族の幸福」です。

これを実現するのは、単に家の造りだけの問題ではないのですが、家の構成が、大きく幸福に関わっていることも事実です。
それはコミュニケーションがとれやすいかどうかです。
ここにも、建築家の果たす役割が大きいのです。
コミュニケーション
コ ミュニケーションにおいて、家族の気配や温もりが、常に感じられることが必要となります。
それには空間や音、それに視界の連続性が求められます。
また、「ふれあいの場」をあえてつくることも必要です。

たとえば、玄関から廊下そして個室というより、玄関からリビングを通り各個室へ入るほうが、家族の接点が持てます。
2階の個室には、吹き抜けのリビングに面して窓を設けて、1階の「みんなが集まる場所」と気持ちがつながるよう工夫します。壁ではなく家具で間仕切りをする方法もあります。

このようにあえて仕掛けをつくることによって、良好なコミュニケーションを持つことができたりします。
なにげない気配を感じることで思いやりや優しさを育むことができるのです。

家族の幸福の核は「ふれあい」にある・・・
設計の中でも特に、人生の基盤となる住まいの設計では、細やかな工夫を心がけています。
以上、
以上のことを建築家の役割ととらえて、依頼される施主ご期待に誠実に応え、さらに、それを超えるご提案をしたいと考えています。
produce by koji yokoyama architect office